毎年、春になると「コテージ開き」ということで、メイン州の東の端にやってくる私たち。
昨年は例年より早く11月を待たずしてコテージの冬篭り準備を済ませ、NYCに戻った。
そして、今年はいつもよりちょっと遅めに田舎に戻ってきた感じです。
半年振りに見るメイン州のこのあたり、雪はすっかり溶けてましたが、まだ朝や夕方は肌寒く、花の季節も、まだまだこれからです。
白樺の木の枝には、まだ葉は一枚も出ていません。
プリシラちゃんも、フランキーも、久しぶりの田舎道をうれしそうに散歩。
一昨日の夜にNYCを発ちハイウェイ飛ばすこと10時間。朝にコテージに到着しました。
へとへとに疲れて、ボケーとすごし、そして夜。
就寝前に最後のトイレをさせるため、ワンコ達を庭に出すと、フランキーが暗闇に向ってぴゅ―と突撃してゆきました。
プリシラちゃんは前々から「逃亡癖」があるため、夜は必ずリーシュをつけて外に出ます。でもフランキーはこれまで、真っ暗な森の中にひとりで突進してゆく、なんてことはなかったので、そのまま庭に出したのです。
プリシラちゃんにオシッコさせてたら、すぐフランキーが戻ってきて、用を済ませたんだなと思い、一緒に家の中に入りました。
あれ・・・? フランキー、なんか、様子が変…?
「フランキー、どうしたの?」と声をかけ、こちらを振り返ったその顔には、ヤマアラシの針がいっぱい突き刺さっていたのでした!!!!
フランキー、森の中をヨタヨタ歩いていたらしいヤマアラシに好奇心でちょっかい出して、生まれて初めて嫌というほど針を突き刺されていたのです。
あわてて抱き寄せてみると、尻尾を丸めて、ブルブル震えています。
2年ほど前、プリシラちゃんも、やはり同じようにヤマアラシに針をいっぱい刺されて獣医さんに連れていく羽目になりましたが、それとまったく同じ。
でも、今回はもう夜の10時回ってたのでクリニックは閉まっているし、獣医さんがつかまるかもわからない。ともかく緊急ホットラインに電話してメッセージを残ししばらく待っていると、獣医さんから返事があったので、制限速度無視で真夜中に車飛ばして、激痛とショックでぷるぷる震えてるわんこ抱えて行ってきましたよ。とほほ。
麻酔打たれて一本一本針を引き抜き、処置してもらったフランキー、帰りの車の中では、グッタリ。かわいそうに。〔号泣〕
でも、すぐに針を抜いてもらったので、朝起きると元気いっぱいになってました。
んもぉーーーフランキーったら、着いた日早々、びっくりさせないでよ~~。
今日のベイの様子。まだ寒いですが、フランキーは昨夜のことなどなんのその、元気はつらつ。〔お前なぁ・・・〕
わんこ達と海岸で遊んで、コテージに戻ってくると、夕日が落ちてきていました。
水面がピンクに染まって綺麗。
ヤマアラシ・・・
冷たい風が吹き抜ける無人の海岸・・・
物音ひとつしない夕暮れの海・・・
あぁ・・・
クラクション鳴り止まない都会を離れて、また田舎に戻ってきたのだなぁ・・・と実感しました。
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